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教育ニュース

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学力向上シンポジウム

 43年ぶりの実施となった全国学力・学習状況調査の結果分析を報告する「学力向上シンポジウム」が1/21、宇都宮市で開かれ、小中学校の教諭や保護者など約600人が参加した。

 県検証改善委員会がデータ分析を基に、学校改善支援プランを作成。児童・生徒へのアンケート調査の結果、「朝食を毎日食べる」「身の回りのことは自分でする」と答えた子供の平均正答率が高かったことから、家庭にも生活リズムの見直しなどを求めた。

 パネルディスカッションでは、中学の国語Bの平均正答率が全国より2%高いことについて、古内正・真岡市立山前中学校長が「読書好きの子が多い」と指摘。木村寛・宇大教育学部教授は「学校間の競争を激化する」と学力テストに反対の立場から、「学習の到達度だけではなく、教育環境の見直しに役立てるべきだ」と提言した。

 調査は2007年4月、小6と中3の全児童を対象に実施され、県内の公立学校の平均正答率は、国語A・B、算数(数学)A・Bのすべてで、全国平均と「ほぼ同程度」となった。